CODE BLUE 2023に学生スタッフとして参加しました

はじめに

11月8日(水)〜11月9日(木)の2日間に開催されたサイバーセキュリティの国際会議CODE BLUE 2023に学生スタッフとして参加しました。

codeblue.jp

学生スタッフとは

運営スタッフとしてCODE BLUEに参加することができます。それぞれに業務が与えられますが、ずっと仕事をしているわけではないので休憩中に講演や企業ブースを回ることができます。チケットを買わずに入場できることを考えるととてもお得ですね。

www.atpress.ne.jp

 

今年は30名程度の採用でした。応募は100人以上あったみたいなので倍率は3〜4倍程度だと思われます。

 

応募条件

大体6月ごろに募集が公開されるイメージです。応募条件は学生であれば誰でも申し込むことができます。ただし、22歳以下であれば学生でなくても申し込めます。今年は高校生から大学院生までかなり幅広い年齢層の方がいました。私はM2時点での参加なので本当に運が良かったと思います。

応募課題

今年度公開された応募課題を以下に示しておきます。字数制限はないのでもはや作文と言っても過言ではない。(私は2000字超ぐらいは書いたような…)

【望ましい経験/スキル(※Mustではありません)】

  • 勉強会運営、ゼミ運営、イベント運営・支援経験
  • 接客経験(アルバイトなど)
  • セキュリティに対する興味
  • 英会話スキル
  • <<重要>> 何よりもCODE BLUE を心から楽しめる方をお待ちしています!
  • 志望動機
    • CODE BLUE学生スタッフへの応募理由や採用となった場合の想いなどを記載してください。【望ましい経験/スキル】を踏まえて記載やハンドル名での活動実績もウェルカムです!

上記の内容からも分かるように、単純にスキルセット等ではなく、様々な側面から判断されて採用されるようです。(技術力に自信がなくてもなんとかなります多分)

業務内容

業務内容は多岐にわたります。今年は簡単に列挙すると

  • 受付
    一般参加者に参加賞を渡す業務や、スピーカーに記念品を渡す業務など。基本的には1日目の中盤まで忙しく、その後は割と業務が落ち着くため、他の業務の手伝いをしていました。
  • レシーバー配布
    同時翻訳レシーバーの配布や回収、消毒などをメインで行う業務。レシーバは持ち帰り厳禁のため、回収や消毒には他担当からもヘルプで参加していました。
  • 講演会場担当
    ドアキーパーやカンペ出し、マイク管理など講演会場における業務。講演中の仕事であるため、精神的に疲れる可能性もある(講演が英語だったり、会場が厳粛だったり)が、シフト中も講演を聞くことができます。
  • コンテストブース担当
    会場で行われるCTFなどに関して対応する業務。(時間なくて行けてないから全然どんなことしてたか覚えてない…)
  • スピーカーアテンド
    会場に来たスピーカーの案内や身の回りの世話などを担当します。スピーカーは外国人の方が多いため、基本的に英会話のスキルが要求されます。他の業務と異なり、学スタ内で公募があり立候補した人の中から選ばれます。私は英語が流暢ではないため、立候補しませんでしたが、可能であれば一番充実している業務だと思います。
  • 案内誘導
    参加者の方に対して、受付や講演場所、トイレなどの場所に誘導する業務。
    私はこの業務を担当しましたが、結構過酷でした(笑)
    基本的な業務としては会場の出入り口に配置され、初めて来場される方を受付に誘導、二度目以降はパスを持っているか確認、お帰りの際にはレシーバーをお持ちでないか確認していました。いわゆる「境界防御」ですね(笑)
    出入り口なので座る場所もなく、歩くこともあまりできないため、何よりも立ちっぱなしが辛かったです。(2日目は足つりました)
    今年は2名しか業務にアサインされず、めちゃくちゃ大変だったので来年以降はもうちょっと人増やしてくれるかなあと思います。
  • 企業ブース担当
    会場に設置される企業ブースの対応をする業務。基本的にブースの設置と片付け時に忙しいため、それ以外の時間は遊撃隊として他業務のヘルプに回ってくれていました(めちゃくちゃ助けられた)

※今年はNOCの公募はなかったようです

Day0

13:00に会場集合しました。

その後、学スタ同士の顔合わせと担当の確認業務などが行われました。今年は公募時には記載されていませんでしたが、交通費が全額負担されることになり、その手続きも行いました。(領収書は紙媒体で必要らしく、証明できない人が多発してました)

各自の業務を確認した後、余裕がある人はNOCの通信負荷試験に協力しました。高画質のYouTube動画を垂れ流し、pingを飛ばしながら会場を練り歩く集団が形成されて面白かったです。

夕方は学スタとスポンサー企業の方との懇親会を兼ねたキックオフ(交流会)が行われました。各企業の人事の方も連れてきており、リクルートも兼ねているんだろうなと感じました。
希望者はホテルを用意していただけるため、会場から徒歩10分圏内のホテルに宿泊しました。夜ご飯は自由だったので仲良くなった人たちと少しだけ飲みに行きました。(ほよたかさんご馳走様です。ほかの学スタみんな凄かった...)

Day1

1日目は7時集合でした。朝早すぎです。

何人かでホテルのロビーで待ち合わせして10分前ぐらいに会場到着しました。受付開始が8時からでしたが、早く到着される参加者の方がいるため、7:45頃には出入り口で仁王立ちして、参加者の誘導を行いました。

午前中は特に忙しく、ほぼ休憩が取れませんでしたが、だんだんと受付をされる方が減ってきたタイミングで交代制で休憩をとるようにしました。ただ、会場の出入りが講演合間などでかなり多かったため、受付誘導とレシーバの回収業務の影響でこの日まとまった休憩はほぼ取れませんでした。

少し取れた休憩では、自分の興味ある講演を聞いたり、企業ブースを周ったりしました。私は地方在住なので、普段会うことなんてできないような方たちとセキュリティの話ができたり、各企業がどんなことをやっているのか見聞を広めるいい機会でした。講演もエンドポイントセキュリティについてのものだけ聴講することができ、研究で横展開について触れたこともあったため、面白かったです。また、書籍を購入してサインと写真撮影をしていただいていたら、それが全世界に晒されたこともいい思い出です(笑)

夜はまた学スタ同士でご飯に行きました。お酒を飲まないと宣言して中華を食べに行きましたが、気づいたら飲んでました。

Day2

2日目は、1日目に会場が7時にしか開錠されなかったため、7:20集合でした。(朝の20分はまじででかい)

前日の足の疲れが取れず、かなり序盤から苦しかったです。出入り口なので、壁に寄りかかるのは印象悪く、椅子に座ることができない業務による疲労はすさまじかったです。ただ2日目は、受付業務の方など手の空いたスタッフがちょくちょく交代してくれたのでかなり助かりました。

そのため、この日は聞きたかった講演をいくつか聞けたので、とても満足できました。ただ、まとまった休憩時間はあまりとれず、疲れ切って休憩室で座っている時間も長かったので、会場で実施されていたGMO by イエラエさんのCTFには参加できませんでした。(遊びに行ったら終了直前だった。本欲しかった...)
他にも、スタッフしているサーバの人たちとエンカして楽しかったです。

業務終了後には、Networking Partyがありました。スピーカーやスポンサーの方がたくさんいて交流する機会だったので、他の学スタとガンガン話しかけてました。どの人も歓迎してくださるので怖がらずに積極的に話しかけに行けてよかったです。名刺は100枚程度持って行ったのですが、70枚ぐらいなくなりました。

さらにその後、スポンサー企業(pwc)主催のAfter Partyにも参加しました。今年の開催はV2 TOKYO - 六本木最大級のナイトクラブで行われました。初めてのクラブは大音量・大人数であんまり声聞こえなかったけど、たくさんの人たちに話しかけました。



最後に学スタ何人を誘って、ラーメンを食べてその日を締めました。

後泊させてもらえたので、次の日は10時ギリギリにチェックアウトして、仲良くなった人と溜池山王駅まで一緒に行って別れました。

終わりに

今年はCODE BLUEの学生スタッフとして参加しました。今年で学生は終わりなので来年は学生スタッフじゃなくて、何か違う形で参加できればなと思います。(どうにか会社のお金で...)
とにかく今年は参加できてよかったです!!!

来年以降の学スタ応募者へ

  • 興味あるならとりあえず申し込むべし
  • 英会話スキルがある人はスピーカーアテンド立候補した方が楽しそうでした
  • 足と英会話スキルが必要になりそうですね
    どこのポジションでもどっちも必要になりそうな気がします
  • 就活内定してない人とかはリクルートにつながりそうです